1ケ月ぶりに魔物との対決。正直、姿見ただけで 足がすくんで胸がギューっと押しつぶされそうやけど、センが傍にいてくれたから、逃げ出さないで正面から立ち向かう!

魔物の横にマロがいたからマロにむかって声をかけた。魔物は、ボクの方をチラリと見たが、顔色を変えずにマロにむかって、戦術の話をはじめた。わざわざ声が大きい…。

ボクはとりあえず魔物を視界から避けて。
センと話をしたり「いつもの城」の様子伺う。中から白王子の歌声がもれ聴こえてきて、センと目を合わせてうなづく「やったね!」

魔物が突然、センとマロに背中からハグを始めた。
そしてボクにも背中からハグ!
なんで?なんで?意味わかんなくて、ふりほどくべきか、戸惑う。ハグは異様に長く、くっついて離れない。それは、外から見たら「甘えたしぐさ」かもしれないが、ボクはそのとき 笑顔の魔物に呪いをかけられたんだ…。

そのあと「いつもの城」のダイニングで食事をした。気を取り直して、とにかく魔物が視界に入らないように座る。いつもの料理は、キラキラ魔法で お腹も心も穏やかにしてくれた。

音楽の宴がはじまると楽しくて嬉しくてウキウキするも。じわりじわり呪いが効いてきて3回魔物に心を持っていかれた。←しまったしまった…平常心だ!最後はなんとか持ち直しでキラキラした気持ちで宴は終わった。





宴のあとは、それぞれに話をはじめた。
魔物が白王子、黒王子と話ているので、そちらには近づかずにセンと話をしていると、
突然、魔物が飛んできて、センを白黒王子のそばに連れていき3人の写真を撮ってくれるとゆー。
魔物は、当たり前のようにボクには目もくれない。
それでいいのに…。

ボクとセンと白黒王子と4人で話をしていると
魔物が突然「4人で一緒に!」とムリヤリに
4人の瞬間を切り取っていった。なぜ?!戸惑うばかりだ。案の定、センのところに即送ってきたが、ボクのことをブロックしている魔物は、ボクには、
しらんぷりだ。

そーいえば、「今日はどうやってきたの?」
「時間はどれくらいかかった?」としきりにセンに聞いてきた魔物は、21時30分に小豆
で帰っていった。

魔物がいなくなると妙な緊張感がなくなった
マロが黒王子にしきりに魔物について相談をする。
少しだけもれ聞こえた言葉から
「魔物がボクを呪い殺そうとしている」ことは、読み取れた。
もれ聞こえる黒王子の言葉から
黒王子なりに思うところは、あったこと。
魔物のいいなりばかりになっているわけじゃないことは、わかった。
マロも意外にもいいやつやん。ってじみじみ思う。
魔王が現れるまでマロのことが、めちゃめちゃ苦手やったのに。
ボクも勝手なものだ(笑)



1ケ月前と比べれば
今日のほうがずっといい。モヤモヤは、とりあえずふりはらったし、魔物をたおす魔法の書のキーワードがいくつか見つかった。
ボクは逃げちゃダメなんだ。


つづく。



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